「Die with Zero」という言葉をご存じでしょうか。
これは、アメリカのビル・パーキンスの著書『Die with Zero』のタイトルですが、「お金はたくさん貯めればよいというものではなく、人生の終わりにはゼロでよい」という内容のものです。『Die with Zero』では、人生で一番大切なことは「思い出作り」であるとしています。自分が何をすれば幸せかを知り、その経験のためには惜しまずにお金を使い、やりたいことを先送りにしないことが重要であると伝えています。
とは言え、お金を貯めることが難しいのと同様に、お金を使うことも難しいですよね。この先の人生を考えると、何かあったときの資金面での余力は残しておきたいところです。ビル・パーキンスも『Die with Zero』の中で、お金を貯めることよりも使い切ることの方が難しいと言っています。
では、どうしたら老後の不安なく、安心してお金を使えるでしょうか。
その答えのひとつとして、日本では「公的年金制度」があります。
以前、公的年金制度の安心度の記事でも記載しましたが「年金制度は保険である」とお伝えしました。日本の公的年金は「終身年金」制度となっているため、自分が「長生きをしてしまうリスク」に備えることができる「保険」です。自分が納めた年金保険料と、もらえる年金額を比較して「損得」を勘定するものではなく、自分が100歳まで生きてしまっても生活費をある程度補償してくれるという「安心感」を買っていると認識したほうがよいでしょう。
この「安心感」があることで、老後におけるお金の不安を払拭でき、ある程度安心してお金を使うことができます。
特に、会社員の方など、厚生年金に加入をしている方は2階建構造となっているため、比較的受け取れる年金額も多くなっています。一方、自営業者の方など、国民年金のみに加入をしている方は、厚生年金受給者と比べると受け取れる年金額は少ないですが、iDeCoや個人年金等に加入をして自身の年金額を増やしたり、お子様の扶養に入るなど安定的に生活を支えてくれる人に頼るなど、長生きしてしまうことへの「安心感」を得ることを考えてみてはいかがでしょうか。
ご自身の人生において、死ぬときに「お金もゼロ。後悔もゼロ。」という人生を送ることができたら幸せですね。


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