最近、何歳まで働かないとだめですか。とか、いつらぐらいの貯蓄額があれば退職しても大丈夫ですか。というお話をよく聞きます。正直に言いますと、人それぞれなので「いくらの貯蓄額があれば生涯にわたって安心です。」というような安易な答えはありません。
例えば、1億円の資産がある方であれば、一般的にはお金持ちと呼ばれるかと思いますが、支出の中の浪費の割合がコントロールできていない場合、どれだけお金を持っていてもその方のライフプランは心配になってしまいます。
逆に、貯蓄額が全くのゼロというわけにはいきませんが、適切に収入を得つつ、収支のバランスをある程度コントロールできている方であれば、貯蓄額がほかの方より少なくても、ライフプランの面からは安心した生活が引き続きできると考えられます。
で、ここで言いたいのは、自分自身のライフプランの安心感を得るには、いくらの貯蓄額があれば大丈夫かということより、自分自身の金融リテラシー(お金に対する知識や判断力)を高めて、自分やご家族のライフプランを考えるのが大切です。ということです。そうすれば、ご自身の人生に対するお金面での安心感は必然的に高くなってくると思います。
そのためにも、本サイトの記事やその他の情報源などから知識を得ていただき、金融リテラシーを高めていかれるとよいかと思います。
より良い生活を送るために必要なお金に関する知識や判断力を養っていくことは大切です。金融リテラシーが高いと、以下のような利点があります。
- 家計管理がしっかりしてくる。
- 計画を立ててお金を準備しているので、やりたいことを実現しやすい。
- 緊急時の備えがあるので、危機(自身のケガや病気、不景気による収入減など)に強い。
- 詐欺や多重債務などの金融トラブルを察知し、回避できる。
- 経済的に自立するので、より良い暮らしを送ることができる。
大人として、最低限身に着けたい金融リテラシーを身に着けていきましょう。
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