今月(2024年6月)に、所得税、住民税に対して定額減税がされますね。
今回の減税額は、一人当たり所得税が3万円減、住民税が1万円減税となります。これは納税者本人だけでなく、扶養家族も対象となるので、夫婦と子供2人の4人家族の場合、所得税が12万円減、住民税が4万円減で、あわせて16万円減税となるので、かなり減税額は大きいと思います。
ちなみに、今回のポイントは「減税」なんですよね。いわゆる「給付型」ではないので、全員が一斉にお金を受け取れるということではなく、人によって減税されるタイミングが変わってきますので注意してください。
給与所得者の場合は、まずは6月の給与やボーナスから所得税、住民税の減税が実施されます。比較的減税額が大きいので「減税しきれない」ということもあるのですが、減税しきれない場合は7月、8月と減税額に達するまで継続されますので、安心してください。
一方、個人事業主の場合は、来年の確定申告の際に減税が適用されます。
また、年金受給者で一定額以上もらっている方も所得税がかかっていますが、公的年金を受け取る月(2か月に1回)のタイミングで減税され、6月の支給で減税しきれなかったら、次回(8月)以降の支給で繰り返し減税されます。
今回の減税って、景気対策なのか、選挙対策なのかって話もありますが、どちらにしてもインフレ気味で物価が上がっているのが身に染みて感じているころに減税があるというのはうれしいかぎりですね。
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